「空気清浄機でダニを駆除できるの?」
「アレルギー対策として効果はあるの?」
空気清浄機といえば、ダニアレルギーやハウスダストアレルギーの対策として使われる人も多いのですが、それって本当に効果があるのか疑問に思っていて購入を悩んでいませんか?
そこで、こちらの記事では空気清浄機のダニ対策としての効果がどのようなものなのか、わかりやすく解説していきます。
こちらの記事でわかること
- ダニに対する空気清浄機の効果
- アレルギー対策としての空気清浄機の使い方
- ダニアレルギー対策としておすすめの空気清浄機3つ
- 換気と空気清浄機の役割の違い
空気清浄機はダニアレルギーの人が吸い込むのダニのフンを減らしてくれる

空気清浄機のダニ対策としての効果は、「生きているダニには全く効果はないが飛び散ったフンや死骸の欠片は吸い取ることができる」です。
ダニがアレルギーの原因となるのは、実は生きているダニ本体ではなくて、そのフンや死骸の小さな欠片が大量に出てくるからです。
そして、ダニのフンや死骸の欠片は数μmほどで空気中に飛び散りやすく、これを空気清浄機で除去することでアレルギーが起こる可能性を減らせます。
また、ハウスダストは繊維くずの集まりと言われていますが、実はダニの塊だったりもします。
というのも、ダニのエサは人のフケやアカ、食べこぼしの欠片なのでホコリと一緒に固まりやすく、そこを住処として繁殖しやすいんです。
ホコリを住処として生活するのですから当然、たくさんのフンや死骸が溜まっていき、やがて砕けて空中に舞ってしまうということになります。
ですので、空気中のハウスダストを吸着できる空気清浄機はダニ対策としてもアレルギーを減らす可能性が高いと言えます。
参考 島野智之・高久元[編](2016).『ダニのはなし』.朝倉書店.115-118P
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最近よくきくPM2.5というのは、2.5μm以下の汚染物質のこと
それを吸着できる空気清浄機であれば、ダニアレルゲンの大きさは数μmほどなので十分除去できるんだ
空気清浄機でダニアレルゲンを減らす3つの置き場所

ダニが繁殖しやすくて、そのフンや死骸が空気中に多く散乱する場所が空気清浄機を設置するポイントです。
ポイントは大きく分けて3カ所。
とくに寝室のまくらは非常にダニのフンを吸いやすいので、場合によっては一晩でダニのフン10個分も吸い込んでしまうこともあるそうです。
ですので、寝室のまくら元に空気清浄機を設置して就寝時のダニのフンを吸い取っておけば夜間にせき込んで目が覚めることも減りやすくなります。
普段空気の流れがほとんどなければ、ダニアレルゲンやハウスダストはそこまで空気中にありません。
ですが、どうしても人の流れの多いリビングやフローリングの部屋は空気中に飛び散りやすいので、空気清浄機を置いて対策しないといけません。
ここで空気清浄機をどのように使うのが効果的なのかをいくつかご紹介します。
24時間つけても意味ないという方もいらっしゃいますが、どれくらい空気中に舞っているか目で見てわからないものですし、不意にアレルゲンを吸い込んでしまわないようにつけっぱなしが良いと思います。
最近の空気清浄機は検知能力も高く電気代も安くなってきているので、ズボラーの人はとりあえずつけとくでOKです。
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空気清浄機の吸引力はそこまで強くはないので、カタログスペックの対応スペースは使いたい部屋よりワンランク上の広さにするとよいかも
6畳で使うなら12畳用のを選ぶとかそんなかんじ
ダニアレルギー・ハウスダストアレルギー対策で選ぶ空気清浄機を3つ紹介
ダニアレルゲンの抑制として、効果が期待できる空気清浄機を3つ紹介します。
ダニ対策としては、微細な粒子を吸い込めるかと継続しないといけないのでフィルターのメンテナンスのしやすさがポイントになります。
パナソニック:加湿空気清浄機 F-VXU55
パナソニックは「ナノイーX」という独自の空気清浄機能を搭載していて、ハウスダストの中でも「ヤケヒョウヒダニ」「コナヒョウヒダニ」への効果も記載さているので、ダニアレルゲンの吸着に期待ができます。
個人的なポイントは、この機種には寝室モードがあって就寝時に自動運転できるので、まくら元においてダニのフンを取るのに活躍できますね。
フィルターのメンテナンスは2週に1回、月に2回くらい掃除機で吸い取ればOKです。
加湿器機能もありますが、湿気はダニを増やすだけなのであまり使わないかと思います。
夜間、せき込んで目が覚めてしまう事がある人におすすめです。
参考:「ナノイーX」の7つの効果
パナソニック 加湿空気清浄機 ナノイー搭載 〜25畳 F-VXU55-W 花粉対策 ウイルス対策 ニオイ対策 静音(ホワイト) 価格:50000円 |
シャープ:加湿空気清浄機 KI-PS50
シャープも独自の空気清浄機能「プラズマクラスター」で空気中のアレルゲンを無害化するのが特徴です。
もちろん吸着もしますが、どちらかというとプラズマをつかってアレルギーの元となる物質を分解して反応を起こしにくくする機能のようです。
ですが、あくまでも空気清浄機の効果が届く範囲のみなので、お部屋全体を全部なんとかするほどの機能ではないので、設置場所や使い方を工夫するのがポイントです。
また、アレルギー性鼻炎の抑制効果について第三者機関で実験をして結果を公表もしているので、ダニアレルギー対策として効果を発揮してくれそうですね。
参考:高濃度プラズマクラスターでヒトの「ダニアレルゲン起因のアレルギー性鼻炎症状を緩和する効果」を実証
シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 25000 空気清浄 23畳 ホワイト KI-PS50-W 価格:50300円 |
ダイキン:除加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ70Y
吸引するパワーが他のメーカーよりも強いのがダイキンの空気清浄機です。
ちょっと高いのがダイキンの難点ですが、ハイスペックな機能でアレルゲンをがっつり除去したい人は一択かもしれません。
こちらも独自の空気清浄機能「ストリーマ」として有名ですが、MCZ70Yはツイン仕様でパワーが2倍とすごそうです。
これ一台で、除湿・加湿・空気清浄機と全部できちゃうので、一台でなんでもやりたい人におすすめです。
参考:除加湿ストリーマ空気清浄機
【中古】 ダイキン DAIKIN 除加湿うるるとさらら空気清浄機 ブラウン MCZ70Y(T) 価格:113450円 |
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空気清浄機だけを使えばダニ対策はOK!ってことにはならないので、あくまでも空気中の環境改善の作戦の一つとして、お家にダニが増えにくい環境づくりも忘れないでね
換気と空気清浄機は役割が違うのでどっちも大事

よくある疑問のなかで、「換気をすれば空気がきれいになるんだから、空気清浄機は意味がない?」というのがあります。
結論からいいますと、換気は外気の取り込みと湿度調整で、空気清浄機は汚染空気の改善で目的と役割が違います。
確かに換気は、室内の空気を入れ替えるので汚染空気は外にでるんですが、常に換気し続けるのも難しく、人の動き一つでハウスダストはまたすぐに舞い上がってしまいます。
ですので、密閉した空間で空気清浄機を使って汚染空気を改善することにはきちんと意味があるんです。
24時間完全換気システムでもあれば、また少し話は変わってきますが高価なものですしマンションには、なかなか無いものです。
換気と空気清浄機は役割や目的をもって、それぞれ使うのが効果的なのではないでしょうか。
空気清浄機を使って室内環境を改善し、吸い込むアレルゲンの量を減らしていこう

空気清浄機のダニ対策として効果について解説してきました。
ダニを駆除するものではなくて、アレルギーの原因となるフンや死骸の欠片を除去するのが空気清浄機の役割でした。
といっても根本となるダニの数を減らしていかなければ、どんどんフンをしてしまいますので空気清浄機だけでは限界がくるのも事実です。
ですので、空気環境の改善とあわせて、ダニが増えずらい環境づくりや駆除もしっかりやっていく必要があります。
こちらの記事でも環境改善やダニ対策について解説していますので、ぜひ読んでみてください。
⇒ 除湿でダニを減らす5つの方法
⇒ 場所別ダニ対策方法のまとめ
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最後までお読みいただきありがとうございました!





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