「煮沸消毒でダニも駆除できる?」
「お湯を使うなら今すぐ出来るし、お金もかからないから楽そう」
とりあえず害虫とか雑菌は熱湯で消毒!
なんて考える人も多いんじゃないでしょうか。
そこでちょっと冷静になって、お布団のダニを熱湯で退治する方法を想像してみましょう。
でもそれって、ほとんどの人は実際には出来ないんじゃないでしょうか?
それは熱湯を使ったダニ対策が環境的な問題で現実的じゃないからなんです。
そこで今回は熱湯を使ったダニ駆除方法が実際にやるのは難しい理由と、出来る範囲でのやり方を解説していきます。
こちらの記事でわかること
- 熱湯でダニを駆除できるのか
- 実際にやろうとすると出てくる問題
- 出来る範囲で熱湯を使ってダニ駆除するときのポイント
60℃以上の熱湯であればダニは死ぬけど家庭で準備するのは難しい

ダニは熱に弱く、温度が60℃で1分くらい、50℃で15分ほどあれば死滅させることができます。
参考 島野智之・高久元[編](2016).『ダニのはなし』.朝倉書店.2P
であれば、実際にお湯を沸かしてダニを退治しようとすると全体が60℃以上になるようにしないといけません。
また、お湯は時間が経てばどんどん冷めてしまうので、しっかりと温めるには70~80℃くらいは必要です。
例えば、お布団のダニを熱湯で駆除しようとしたら、どれくらい大量のお湯が必要なのでしょうか?
そこで、どうやってたくさんお湯を用意するのか、どこでやるのかって問題が出てきます。
「お風呂場でやればいいじゃん」と考えてしまいそうですが、それは間違いなんです。
というのも、浴槽や排水管まわりなどは60℃までしか耐えられません。
お湯を沸かすのも、給湯器の温度は60~70℃くらいですし、やかんで沸かしてもせいぜい1~2ℓです。
何度もお湯をかけては沸かして運んでって繰り返すのを想像すると、一般的なご家庭で大きなお布団やカーペットなどを熱湯でダニ駆除するのはちょっと無理がありそうです。
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60℃のお湯が50℃以下まで冷めるのに10分ちょっとなので、浴槽が耐えられる温度でやろうとしてもちょっとダニが死滅するまでの時間が足りないんだ
熱湯でダニを駆除するなら小物までが限界

では、熱湯での駆除はまったく無理なのかというと、家庭にあるバケツやタライに入る大きさなら出来る範囲じゃないでしょうか。
バケツは5~20ℓ・タライは10~60ℓ・洗面器は3ℓほどなので、大きいものはあまり持っていないと思いますが、小さいものでもタオルや衣類くらいなら十分いけそうなサイズです。
熱湯を使った小物類のダニ駆除の方法を簡単にご紹介しておきましょう。
ダニのアレルゲンは水溶性(水に溶けやすい)なので、お湯に浸けた時点である程度落ちてはいますが、念のため一度洗濯をしておくと良いです。
洗濯をすればダニの死骸やフンは9割以上除去できるので、安心です。
最後に、ダニは湿気を好むのでしっかりと脱水・乾燥をして繁殖しづらい状態にしましょう!
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熱湯を扱うので火傷に注意です!
衣類ならスチーマーを使った駆除方法もあるので、よかったら参考にしてみてください ⇒ 衣類スチーマーを使ったダニ駆除方法
熱湯を使った駆除を絶対にやってはいけない素材と場所

ダニが繁殖する場所や素材によっては、非常に熱湯に弱いものも多いので注意が必要です。
シミやシワなど劣化の原因になったり、湿気が取れずにカビやダニの繁殖を促して、駆除どころか逆効果になる場合もあるくらいです。
熱湯で駆除できるものと出来ないものを事前に確認してから、始めるようにしましょう!
衣類や布団カバーといったものは、洗濯表示タグを見て熱湯に耐えられるかどうかを判断することもできます。
例えば、私の部屋のこたつ布団はこんな表示なんです。

30℃までの弱い洗濯ならOKなので、熱湯でダニ駆除できないのがわかりますね。
他にどんな洗濯表示があるのか一覧にまとめておきましたので、よかったら参考にしてみてください。

熱湯でダニ駆除するには70~80℃くらいの温度が必要なので、洗濯タグを見て70℃以上の洗濯表示があればOKです。
意外と熱湯がダメって素材は多いので、別のダニ対策方法も知っておくと安心です。
こちらの記事で場所別にダニ対策方法をまとめていますので、気になる場所があればぜひ読んでみてください。
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それでも熱湯で駆除するときは火傷に注意しよう

手間はかかりますが、熱湯はノーコストで今すぐ出来るダニ駆除という最大の利点があります。
ですが、実際にやるときは必ず火傷に注意しておこなってください!
大量の熱湯を扱うので、どうしても跳ねることがあって気を付けてても結構危険なんです。
ちょっとでも危ないなって感じる人は、別のダニ対策も色々あるので無理はしないようにしてください。
他のポイントとしては、ダニのアレルゲンはその死骸とフンが大半なので、駆除はしっかりと洗濯をして落としましょう。
洗濯をするとアレルゲンの9割以上は除去できるので、熱湯で死滅したとしても油断せずにしっかりと取り除いておくのが安心です。
参考 島野智之・高久元[編](2016).『ダニのはなし』.朝倉書店.117P
またダニはとても湿気を好むため、再び繁殖しないように脱水・乾燥をしっかりやっておくのも重要です。
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大事なポイントは3つ!
- 火傷に注意
- 駆除後は洗濯する
- 脱水・乾燥はしっかりと
熱湯でダニ駆除するくらいなら別の方法をさがそう

熱湯を使ったダニ駆除方法は、効果は期待できるけど現実的ではないことについて解説してきました。
それでも実際にチャレンジされた人もいらっしゃるでしょうし、昔からある駆除方法として効果は期待できるので、事前に準備が出来るのであればやってみる価値はあります。
ですが私個人の結論としては、ものすっごくめんどうで火傷が怖いのでおすすめしません!
多少コストはかかりますが、クリーニングに出したり、コインランドリーで洗濯したりとほかにも安全でお手軽な方法はあるので、そんな選択肢があることも知っておいてもらえると幸いです。
なにより時間の短縮にもなるので、楽できるところは楽しちゃいましょう!
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最後までご覧いただきありがとうございました






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